エステの本格派をめざす方は、今後のエステの市場を把握することも大切です。エステ学校、エステティシャンスクール選びと今後のエステ業界での成功要因についての情報です。
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日本ではエステティシャンのための公的な資格等の制度はありません。本格的エステティシャンをめざす方はキャリアの裏付けとしての国際ライセンス等の習得を目指す人が増えています。エステの専門学校で技術を習得した後、エステ関連や美容室、ブライダルエステ、最近ではリゾートホテル、スポーツジム等で活躍する方が多くなってくるでしょう。
認証制度や特定商取引法の改正などを背景にエステ業界淘汰の予想がある半面、特定保健指導、さらにメンズエステの市場の拡大もあり、エステ市場はより拡大が見込まれています。
●本格的なエステティシャンとしてエステ関連の勉強をするには…
エステティシャンの学校ではエステの理論と実践を中心に学びます。顔、全身トリートメント、脱毛、メイクなどの技術、皮膚科学などの基礎知識、化粧品や美容機器等エステの専門知識、接客の技術、カウンセリング技法などを学びます。エステ業界は、多様化する消費者ニーズに敏感に対応し、新規顧客を獲得するかが成長要因とされています。エステティシャンにはより確かな技術品質が求められるので、エステ専門学校・エステスクール等で、基礎基本を完璧に学び、自分のキャリアをあらわすためのライセンスを取得することも必要になってくるでしょう。
エステの学校とライセンスについて、各学校によって取得できるライセンスや技術は違うでしょうから、志望校を選ぶ前には十分なカリキュラムの確認と学校ごとの比較検討が必要です。具体例としてTBCウエストオブイングランドカレッジと滝川エステティック学院についてご紹介します。
TBCウエストオブイングランドカレッジの場合、在学中に「国際ライセンスITEC」「AEA(日本エステティック業協会)認定エステティシャン」「日本エステティック協会認定エステティシャン」などの取得が可能です。国際ライセンスITEC(アイテック)とは、ロンドンに本部を置き、国際的な教育基準に基づいて資格検定を行っている機関のことです。このITECの教育システムを取り入れている国は、ヨーロッパ、アメリカを中心に、世界約20カ国に及んでいます。滝川エステティック学院では、1年間(1200時間以上)の養成コースの授業を通じて、卒業前にエステティックの世界では高い権威を持つ「国際ディプロマCIDESCO(シデスコ)」が受験できます。CIDESCOとは、世界33ヶ国が加盟するエステティックの国際的な組織です。
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2008年4月からの定保健指導でさらにエステ市場の成長が見込まれる理由とは
メタボリックシンドロームを予防・改善するための「特定健診・特定保険指導」の4月からの義務化という背景はエステ市場のさらなる成長・活性化につながると目されています。「特定健診・特定保険指導」は企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市区町村に実施を義務付けたものです。40歳から74歳以下の人を対象にする特定健康診査でメタボリックシンドロームとその予備軍と診断された人は特定保健指導を義務付けされ、ヘルスケアモール、スパ等を中心にエステ等に関連があるサービスを利用する人が増えると予測されています。
◆エステティシャン志望者にとって今後のエステの市場の現状を把握することも大切です。アイ・ディ総合研究所の調べによると2007年度のエステの市場規模は、4013億5300万円(物販を含む)ということでした。特にメンズ市場は2けた成長で、エステ全体の9.5%を占めるまでに拡大しています。主力の女性向け施術の構成比をみると、フェイシャル・美顔関連が47.3%、ボディー・痩身関連が37.1%、脱毛関連が12.7%という状況です。
◆より多種多様になるエステ関連業界!?…「エステワールドお台場」
3月にオープンするエステワールドお台場では世界14か国のエステを体験できるということです。エステ関連業界の多様化は必然と思われますが、どんなエステの技術・技法にしても、まずエステに関する基礎基本事項を体系的に正しく習得しているかことがエステティシャンとしての将来性に大きく左右することは必須でしょう。